HIKARI REPORT

舞台 「ルドンの黙示」
2008/08/22 東京都 新国立芸術劇場 小劇場
執筆者:光(あきら)




今日は昼夜公演。
当然ながら仕事はお休みです。
夏休み頃ということで比較的休みは取りやすい時期なのがよかったです。
この日も雨は降っていないもののやはり8月にしてはちょっと肌寒い..。
正午頃に現場へ向けていざ出陣!
今日もひかりちゃんに会えまる〜♪(^_^)
しかもこの日と明日は昼公演後にトークとしてポストパフォーマンストーク(以降PPT)が
あるのでそちらも楽しみです。
以前、「偽伝 樋口一葉」のときも舞台後にアフタートークとして
トーク時間があって結構面白かったので今回も期待してました。
そのときみたいに質問コーナーとかあったら何を質問しようかなぁとか
プレゼントコーナーとかあるかなぁとか..。
いろいろ浮かれモードで電車に乗り込んで、そういや今日ってどこの席から観るんだっけかなぁ..
と思った瞬間、ヤな予感が走りました..。
“そいや、チケット持ってたっけ?”
とカバンの中を探ってみたら..。
無い!ガーン!
そいや昨日の夜カバンを変えるために中身を全部入れ替えたときに
チケットは大事だからと机の上にちゃんと置いて他は適当に入れ替えたあと・・
チケットを入れるのを忘れてたのでしたぁ。。。。(ToT)
しかも乗った電車が、関東の方なら分かるかと思いますが、
湘南新宿ライン快速という横浜から都内の大崎までノンストップで
行ってくれる、普段ならとっても速いので気持ちよく使わせて
もらってるんですが、この日ばかりは20分くらい止まらないで
戻りたい方向とは逆にどんどん移動して行くこの電車が
恨めしかったです、、、。
予定では13時過ぎくらいに初台駅に着く予定だったので、
12時半頃の電車に乗って移動してました。
だけどココからまた戻って家まで歩いてそこから出発となると
どう考えても残念ながら昼公演の開演時間に間に合うような時間に
着くはずが無いというのは分かりました..。
しかし取りに帰らないで事情を説明してチケットを発注した
アロッタの方に照合とかしてもらって観れるようになるかな?
とか一瞬思いましたが、そんなのできるかどうかなんて分からないですし
夜公演もあるのでここは大人しく取りに帰って遅れてもいいから
PPTには間に合うように入ろうと決めました。
そして、大崎に着いたらすぐさま反対方向の電車に乗り換えトンボ帰り..。
家に戻って机の上にしっかりと置かれたチケットを手にまた駅に向かいました..。
ホントに自分でもつくづくアホだと思いましたよ。。。
と言いってても仕方ないので気を取り直して劇場へ。
着くと開演から既に1時間くらい経ってました・・。
幸いだったのが今日の席が一番端だったこと。
あまりドタドタと客席を歩かなくても席まで着けます。
入り口から入ってすぐですからそんなに目立つこともないだろうと..。
そして係りの方に案内されながら劇場の脇の方の入り口から入りそっと席に着きました..。
まぁ、途中からになちゃったけど見れるからいっか。
ひかりちゃんが俄然強めになってカッコいい後半の方が残ってるしぃとかって思いながら
見ていて、ふと対面の観客席の上を見ると赤いランプの点いてるカメラがっ!
うぉ、今日が撮影日だったのか!?
しかもマルチアングルってことで何方向からも撮ってる。
私がざっと見ただけで3つか4つくらいカメラがありました..。
私が遅れて入ってきたところも映ってる可能性大じゃないですか!
なんでこんな日に限って撮影とかしてるのよぉ..。
というかこんな日に限って遅れてしまったのか、、、。
できれば別の日にも撮影してくれないかなと思いましたが、
どうやらちゃんと撮影したのはこの日だけでした。。。(ーー;)
(他の日にもハンディを回してる日はありました..
DVDとかで見て遅れて途中で入ってくるような不届き者が居ても気にしないでください(笑)
というか出演者、スタッフに見られてた方々、ゴメンナサイと先に謝っておきますm(__)m
てな具合で残念な感じで観ることになった昼公演も後半1時間ちょっとだけだったので
あっという間に終わり、やはりひかりちゃん役に合ってるなぁとか思いながら
PPTが始まるのを待つこととなりました。
暫くすると座席のA列から見て下手側に一列に7席縦に置かれマイクも用意されました。
そしたら演出の松枝監督が現れ、見やすい席に移動してくださいとのこと。
最前列の方は移動されないので私はすぐさま空いている2階席の真ん中辺り
ちょうどステージに並べられた椅子の正面に来るくらいの席に座ることにしました。
そして、ひかりちゃんはじめ主演の座長の柳浩太郎さんと篠田光亮さん、安川結花さんとあと今回の
音楽も一部担当している楽団役のPsalm(サーム)というユニットの玉井夕海さんとかりんさん。
そしてこのPPTの進行もしてくださった松枝監督という7人でのトークとなりました。
出演者は衣装のまま出てこられてたのですがなぜか柳くんだけ着替えてでてきてたり、
このあとのトークも柳くんのおかげかかなり面白かったです(笑)
最初は自己紹介や役柄をそれぞれ説明され、次に各自役作りはどのようにしてるのか
という質問にひかりちゃんは特に何もしてないとのこと。
台本にあるままを素で演じてますと。
これはなんともおもしろいと思いました。
演じてるのに作ってはいない。
台本、脚本にあるの演じてるだけ。
あとは稽古のときに演出家や共演者と決めた演技を演じてるだけということでしょう。
自分からは演出していないということでしょう。
俳優にとって一つの役を演じるのに演出しないなどということは可能でしょうか。
台本を読んで役の設定やシチュエーション、時代(歴史)、文化などいろいろ調べたり
想像したりしながら役に入って演じていくものだと思いますし、思ってました。
しかしそういうことなしに素のままということは名前こそ役の名前だけれども
そこには満島ひかりが立っているということでしょうか。
少女マリアでもなく、王女マリアでもなく、それらを演じてる満島ひかりがいるということ。
素とはそういうことでしょうか..。
正直なところこのあたりから感じてたのはもしかしたらひかりは今回の役というか
台本に納得いってないところもあるんじゃないかなと思い出しました。
それのため役作りするのではなくだったら作らないで素のままでいいや
みたいなところがあったんじゃないかなと..。
他にもお客さんからの質問で今回の役は前半は理想を求める少女のような役だけど
後半は女王となっていって性格が変わっていく役だったけれど、その変わっていく
ところでひかりちゃん自身なにか変えたところはあるかと言う質問に対しても。
やはり特に何も変えていない、素のままだという答え。
短時間の間にあれだけ性格が変わり、表情も変わるのに本人としては
変えて演技しているわけではない。
これも台本、演出されるがままの演技だということでしょう。
トーク全体としてはやはり柳くんが中心となって結構おもしろかったです(^_^)
時間にして10分そこそこだったと思いますが、これはこれで舞台上での
演技だけじゃなくいい時間が過ごせたと思います。

外に出ると「瞳」で競演されてたローズママこと篠井英介さんが来られてました。
昼公演後は夜公演まで時間が結構あるので近くのファーストフード店などで時間つぶし..。

夜公演、今回は昼の対面B列側、通路席。
そういえばこの公演は客席の通路の一部も舞台として使われています。
兵士の出入りやひかりちゃんも熊狩りに山へ向かうシーンは客席を
山に見立ててA列側の通路の階段を歩いて行ったりしています。
今日の公演を見ていて思ったのはちょっと緊張感が無くなってきてるんじゃ
ないかなぁと感じました。
全体に台詞を噛んだり飛ばしたりが多くなってきていてちょっと残念でしたね。
それでもこの日はまだ大きなトラブルもなく3日目を終えることができました。

帰りに劇場の外に出ると「愛のむきだし」の園監督がいらっしゃってて
ひかりちゃんを待ってるようでしたけど、出てくるまで時間がかかるので
携帯で連絡を取って先に帰られました。
それと、私は気付かなかったのですが、夜公演が始まる前に携帯とかいろいろ
カバンの中を片付けてたらどうも愛里紗が来ていて私の横を通って行ったらしいです。
終演後にでも挨拶しとこうかなと思ってましたが、終演後にひかりのマネージャさんから
「愛里紗見なかった?」と聞かれ、暫くして、ひかりちゃんが出てくるときに
携帯で話しながら「愛里紗、今ドコにいるの?え、なに先に帰ってんの!」って話してるのが
聞こえてきてそのあと「愛里紗に先に帰られたの?」って聞いたらそうみたいって..。
あなたたちはいったいどういう関係なの..仲がいいんだかどうなんだか..。
ま、きっと愛里紗も予定があって忙しかったんだろうと思うことにしましたが..(^^;

そんなこんなで昼夜(1.5公演)をこなして新宿の夜で飲んで帰りました。




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