HIKARI REPORT

舞台 「ルドンの黙示」
2008/08/20 東京都 新国立芸術劇場 小劇場
執筆者:光(あきら)




アロッタファジャイナ第9回公演、「ルドンの黙示」。
とうとう公演日がやってきました!!
一昨年、「偽伝 樋口一葉」で初主演舞台を観させて頂いて以来、
私もアロッタの舞台というか松枝演出がすっかり好きになりました。
なのでひかりちゃんの舞台じゃなくてもアロッタの舞台をちょいちょい見に行かせて頂いてます。
ひかりちゃんの舞台も去年の夏の「農業少女」以来なのでおよそ一年ぶり。
そしてやはり松枝演出なので期待せずにはいられません。
6月にアロッタのメルマガ先行チケット発売があり。
7月にはチケットが届き8月やっと公開となりました。
先週イベントがあったばかりでまたひかりちゃんが見れるなんて嬉しい限りです(^O^)/

初日は平日で私も仕事があるので仕事を早い目に切り上げてすぐに新国立芸術劇場へ駆けつける形になりました。
新国立芸術劇場に到着はなんとか10分前に到着。
初、新国立芸術劇場だったのですが、初台駅の目の前というのは知ってましたが駅から直通なんですね。
すぐに着けてよかったです。
どんな劇場かも見るまもなく小劇場へと向かうと劇場の外でパンフや写真など売ってましたが、
ちらっとだけ見てすぐに中へ入りました。
座席の確認もせず入ったのでどこが自分の席か分からず・・係りの人に聞いて自席へ向かうと
センターステージの片側の最前列のやや上手側(?)。
なかなか見やすそうな位置でした。
すると席に着いてすぐ携帯の電源を切ったりしてると舞台に上がってく人たちが・・。
あれ?まだ5分前くらいなのに・・と思ってるとどうやら始まってるようでした・・。
たくさん出演者が出てくるんですけど、誰が出るかとかちゃんと知らなかったので
出てくる人出てくる人あの人も出てんだ、あの人も出てんだぁ、みたいな感じで
最初の内は確認しながら見てる感じもありました。
アロッタの舞台も結構見てるので結構役者さんの顔も覚えてきました。
その中に井川千尋さんの姿もありました。
ひかりちゃんのことじゃ無いので恐縮ですが、アロッタの舞台で以前から彼女のことを
知ってたけれど、彼女がこの舞台の3ヶ月ほど前に病気で入院し闘病生活を送ることになってしまって
私も微力ながら励ましのメッセージを送ったりしてました。
そして今回舞台で以前と変わらない彼女の元気な姿が見れてそれだけでもかなり嬉しく思い
自分が励まされる感じがしました。
っで肝心の舞台ですが暫くはやはり場面がいろいろ変わってどういう設定なのか掴めなかったのですが
途中から現代の設定の中で書かれている小説の中の物語に出てくる国の王女というのが
今回のひかりちゃんの役設定ということだと分かりました。
前半は戦争なんてない、誰もが分け隔ての無い世界を作ろうという希望を持った、
次期王女となる目がキラッキラした少女というような感じでしたが、信じていた人を奪われ、
徐々に性格が変化し、愛する兄をも殺し、軍を率いて力で反逆者をねじ伏せていく
王女へと変化していく役。
後半の王女になってからの気迫のある演技!
右手の小指と薬指を曲げて上に掲げて言う台詞もカッコよく決めてくれます。
その姿はジャンヌダルクを思わせる強さを感じました。
その女王が反逆者であるテロ軍団を鎮圧し攻め込んでもうそのテロ軍団がダメだと思った最後の瞬間。
テロ軍団の安川結花さん演じる死んだはずのマレアが生き返り、しかもその瞬間女王の軍の動きが止まり
その間に反逆者たちが逃げ延びることができるという奇跡が起きるというもの。
っで先に書いたようにこの内容は全て現代の世界で精神の病気で入院している女性の
書いている小説の内容。
この女性が書いている小説の内容はいつも世界が終わってしまう結末だけれど
それは過去に自分のせいで死なせてしまった息子がその女性を許されてなかったと思っていたから・・。
しかしその息子が霊(?)となって現れ息子は母親のことを許してると分かり
世界が終わらない小説を書いて無事に精神が元に戻り最後は終わると言うもの・・。
なので小説の内容を演じてるひかり王女の世界も終わらないということでしょうかねぇ・・。
というわけで今回は俄然強めなひかりちゃんが見れました。
途中、愛する兄を殺した後その兄とキスするシーンなどもありましたが・・。
全体に「偽伝 樋口一葉」よりも分かりやすく見れました。
殺陣も結構激しく勢い余った男の役者さんがステージの縁を破壊したりしてました。
緊迫したステージでみんなカッコよかったです。
終演後、紺色のワンピース(だったかな?)姿で帰るひかりちゃんにお疲れだけ伝えて会場をあとにしました。

これからあと4日、6公演、どう演出が変わったり、アドリブが入ったりするか楽しみです(^_^)




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