HIKARI REPORT

「見よ、飛行機の高く飛べるを」
2007/02/8〜12 東京都 俳優座(六本木)
執筆者:光(あきら)





女優、満島ひかり2回目の舞台。
「見よ、飛行機の高く飛べるを」が公開となりました。
今回の舞台は所属事務所ぱれっとが主催というこれまでで初めての舞台。
ですのでひかりちゃんの諸先輩方がいらっしゃいますので今回は
主役と言うわけには行きませんでした・・。
でも名前は4番目にあるのでそこそこは出てくるだろうとは思ってとりあえず
全公演を押さえる事にしました。
チケットの申込みを事務所のぱれっとに申し込んだのが前年の12月半ばだったのですが
チケットはわずか1週間ほどの12/24といういいタイミングで届きました。
しかも開けて見ると全席最前列中央付近というからこれまたビックリ!
ホントにいいクリスマスプレゼントをもらいました(^^)
そして年を明けてさらに1ヶ月ほどした2月8日(木)いよいよ初日を迎えました。
会場は東京の六本木駅の目の前の俳優座。
かなり立派な舞台です。
この日は平日なので当然私も昼間は仕事で19時開演に間に合うように
行くために18時頃に会社を出なければならず、普段終電近くで帰ってる
私としては結構大変なこと・・。
それでもなんとか仕事を片付けある意味逃げるようにサッと会社を後にして
会場へと向かいました。
途中電車を乗り継いで開演10分前くらいに六本木駅に到着。
(日本の正確な列車運行はありがたいです!)
劇場前にはたっくさんの花花花!
それもかなりの有名な方々からの花が大量に並んでました。
さすが事務所主催というだけあって凄いものです。
中には旧所属レコード会社の安室さんや上原さんからも届いてました。
んでもって中に入っていくと結構広くて今回はステージと客席もちゃんと離れてました(^^;
開演前に出演者の中の1人が袴姿で現れて注意事項を言われてから暫くして
照明が落ちて開演となりました・・っといきなり後ろからひかりちゃんの声がっ!
振り向くと客席のちょうど真ん中辺りに左右に広がる通路があって
そこへ袴姿のひかりちゃんが登場していたのです。
おぉ、コレは先が期待できると思い舞台を見始めました・・。
しかしその後は舞台上へはちょこっと出てきたきりなかなか出てこない・・。
他の出演者の方もたくさん出てたりこの物語自体は詳しく内容を知らなかったので
暫くは普通に見てました。
そしてひかりちゃんの出番があまり無いまま途中で「十分休憩」との幕が。
ここで既に2時間ほど経過。
う〜ん、、4番目の名前の割りにはちょっと出番が少ないなぁ、、。
後半にたくさん出て来るのかなぁと淡い期待をしながら再び着席・・。
さすがに後半は少し増えてましたがやはり台詞は少な目・・。
役柄としては主演の二人の後輩役で大人しい役どころということなので
どうしても台詞は少な目になってしまうのでしょう。
私としては正直もうちょっと出演量と台詞があって欲しかったです。
あれで4番目という名前順はちょっと違うんじゃないかなと・・。
作品内容はいたって分かりやすいものになってました。
「偽伝、樋口一葉」のような考えさせられてのめり込むとか
そういうようなものではなく見たまんまを受け取れるものでした。
ぱれっとの他の方の演技を生で見たのも初めてでしたが、
宮本真希さんの演技は大したものでした。
前後編で3時間と言う長い舞台を結構短めな稽古時間で作ったとは
思えないくらいキャラがしっかり出来上がっていて
しかも宮本さんは公演期間を通してほとんど間違いとかも
無かったんじゃないかと思うくらい完璧でした。
素晴らしかったと思います。
あ、もちろんひかりちゃんも完璧でしたよ(^^)
そんな感じの舞台ですがチケットも全て押さえてしまったのもあるので、
ちょっと予想と反してましたが見に行かないわけにもいかず。
連日、通いました、、。
しかも土日は昼夜公演。
一日6時間座ってるのは結構大変、、、。
しかも今回の公演はホントにマジメに作られているので各人のアドリブとかも
無いのでほとんど変化もなし。
見た目もずっと同じ寄宿舎の談話室が舞台で変化が無い、、。
少ない変化の幕間でのカーテンの開け閉めすら間違う始末・・。
ちょっと私には淡々としすぎでした・・。
結末もなんだかちょっと締りの悪い感じ・・。
唯一最後まで気になったのは前半と後半とで談話室の花が
前半は赤いバラだったりカーネーションだったりしたのが
後半になると白い野菊(?)になってたのは何か意図したものなのか、
ただ単に時間経過を表したかっただけなのかがちょっと気になりました。
あとは途中いろいろ出演者がミスったりしたのが気に止まるくらいで
コレということもなく千秋楽を迎えました。
千秋楽はちょこちょこっとアドリブを入れる方も居ましたが
ほとんど分からない程度・・。
ひかりちゃんの出演も全く変わりませんでした。
最後のカーテンコールでは一度幕が下りてから再び幕が上がったときに袴姿の
方たちが袴を持って片足を上げた状態で現れて、その後主演の二人がコメントをされて
演出の方も舞台に上がられて最後は盛り上がって終演しました。

今回も終演後は期間中毎夜飲みに行ってましたが、
毎夜疲れた〜と言いながらの飲みでした、、。
決して悪い舞台ではないのですが3時間と言う長丁場の舞台の
割には得る物が少なかったように感じました。
ただただ出演者の方々の頑張りに感心した舞台でした。

(今回は全7公演ありましたが私の書いてる時間がないのと
そんなに連日変化もないので一括させてもらいました・・)




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