HIKARI REPORT

「偽伝、樋口一葉」 千秋楽
2006/12/10 東京都 新宿モリエール
執筆者:光(あきら)





千秋楽。
長いようであっという間。
特に5日連続だから本当にあっという間に千秋楽が来ちゃった
という感じがします。
今回でこの「偽伝、樋口一葉」が終わってしまうかと思うと
かなり惜しい気がします。
とても内容的にもよくできていて確かに1回じゃ分かりにくいというのは
ありますが、2回目見ればきれいに全てが繋がってすっきりしますし
何より縁者のレベルが高い。
舞台をたくさん観たことがあるわけじゃないですけどそれは伝わります。
引き締めるところは引き締めて砕けるところは砕けてるけど、
決して学芸会みたいなお芝居になるようなことはなく、
メリハリがあるから砕けたところがあって決してグダグダした
感じにならず締まった舞台になったのだと思います。
この辺りは縁者の技量もありますが松枝さんや金子監督の力が
大きいのではないかと感じました。

それでもって千秋楽。
千秋楽なんだから舞台で主演の人には花束のプレゼントくらい
あってもいいよな。
でも花束持ってきて渡すのって何かと大変。
まず花束を買ってそれを持って昼間の新宿を歩かなきゃならん。
これはなんとも注目されてしまい結構私としては恥ずかしい、、、(>_<)
それに舞台で演技が終わってどのタイミングで渡すか難しい・・。
と思ってそこで何日か前からひかりちゃんのマネージャーさんに
千秋楽の舞台で花束を渡したいんですけど可能でしょうか?と相談したところ
松枝さんと話してもらって千秋楽の最後は少し演出を変えるという話になりました。
そしてその日のお昼です。
新宿のアルタの裏のお花屋さんで花束買いましたよ。
今回の舞台のイメージが白と赤だったので花束も白と赤にしてもらいました。
作ってもらってる途中で赤が足りなく感じたのでもうちょっと赤のバラを足してと
言ってるとその店のバラが全部買い占めてしまったらしく無くなりました・・(笑)
そしてその花束を持って新宿のど真ん中を歩きましたよ、えぇ。
はい、アルタ出るなり注目度大!
たまにおばさまにや〜キレイとか言われてもうれしくともなんともない、ヤメテ・・。
早く劇場に到着したい一心でここ数日通いなれたモリエールへの道を
ズンズン進んで生きました。
劇場まで着くといつもの面々もいて劇場前にはスタンド花とかもあるので
ここにいる分には幾分恥ずかしさは半減となりました、、。
いろいろこれまでイベントに参加してきましたけど花束持参で直接渡す
というのは実はこれが初めてでした。
もう当面はやるまいと思いましたよ。。。
まぁ、またひかりちゃんが舞台で主演を演じてくれることがあれば考えますけど・・。
そしてしばらく劇場前で開場するのを待っていましたが、その待ってる間も
おばさまたちからはやたらと注目でした(笑)
そしていよいよ開場。
しかし、ちょっとショックなことに初演の日に皆さんと共に贈った「SUPERGIRL」
からのスタンド花が無くなってるではありませんか!
というよりこれまでの2列で並んでたのが半分くらいになってる・・・。
玄関が狭いから別に移したのかなぁなどと思いつつ入場。
今回は1列目の最端。
見難いです。。。
オープニングの映像の間は目の前がスクリーン。
でも幸いなことに花束持って入るのにはちょうど端っこなので
横に置き場所ができるので良かったといえば良かったです。
真ん中で持ってるのは結構大変。
そういう意味ではちょうど良かったということでしょうか。
そしてしばし待って千秋楽の幕が上がりました、、。
この日は千秋楽とあってか序盤からちょっとこれまでと違ってました。
やたらとみんなアドリブを入れる(^^;
今まであまりアドリブしなかった人までアドリブを入れるようになってました。
なので途中までは涙というより笑が多かったように思います(笑)
渡来さんは九坂のシーンで「Folder5だと思えばいいじゃないか」は
もちろんナヤマカさんの「乗っ取る?!」とか〜さんのCCBの曲に
してみたたらその後に続くはずの井川さんが動揺して微妙な間があったり
とか見てて面白かったです。
終盤のクニが泣くところでは今まで以上にクニ役の由佳さんは
グシャグシャに泣いてたと思います。
私もさすがにこの時は長いようであっという間だったこの舞台が
終わってしまうという思いも重なって潤んでしまいました。。。
そして最後はこれまでと違ってキャスト全員が出てきたところで出演者紹介として
それぞれ名前を上げていき、最後に金子監督と松枝さんも舞台上に
出てこられてコメントを求められてましたが、感無量と言ったところか
コメントになってませんでした。
そしてそして最後の最後に主演の二人だけを残してみんなが捌けて行ったあと
更に二人だけお客さんに礼をしたところでなんとかひかりちゃんに呼びかけて
花束を渡すことができました(^^)//
ホントにギリギリだったので渡せないかと一瞬焦りましたが、
そのときに隣の席のがっちゃんが席を変わってくれて渡しよくなった
おかげもあると思います。
この場を借りて改めてありがとうございました>がっちゃん
無事に渡せて良かったです♪
今回はひかりちゃんのおばぁちゃんらしき方がこられてまして
公演を見られて涙してました。。。。
また終演後には仕事で来ていたお父様も駆けつけられて金子監督などに
挨拶されてました。
何はともあれ本当に本当に大、大、大成功の内に幕を閉じることとなりました。
本当に素晴らしい公演だと感じました。
また、劇場にはこれまでの共演者やスタッフの方たちも駆けつけてくれてて
ひかりちゃんがみなさんに慕われているのが分かりました。
また私としましても改めて生の演技を見る素晴らしさを
教えられていい勉強になったと思います。
そして何より「女優:満島ひかり」ここにありと示した瞬間だったのではないでしょうか。
これまでも演技力の評判はありましたが、今回の舞台を踏んだことで
また一段と高いところへ上がることができたんじゃないかと私は感じています。
着実に技術を上げているひかりちゃんを見習って私も日々精進したいと思います。

そんなこんなで短かかったけれどとても濃い5日間。
最後の締めはやはりいつもの面々と飲みに行って打ち上げました(^^)
実は毎日これが結構楽しみだったり(笑)
しかもこの日はカイハーン師匠が来られてて飲みの間は全て笑を
持っていってくれました(^^;
残念なカイハーン師匠・・(爆)
ではではまた再来週のクリスマスイヴイヴには「ダンドリ娘。」DVD発売
イベント〜!!に続くかな・・(?)

(下手な乱文を読んでくださってありがとうございます)


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