HIKARI REPORT

映画 「愛のむきだし」 公開初日舞台挨拶
2009/01/31 東京都 渋谷ユーロスペース2
執筆者:光(あきら)


2週前の「プライド」に続けて今月2本目の公開映画。
今回は「プライド」と違って1ヵ所での舞台挨拶なのでバタバタしなくていいのでそういう意味では楽です。
公開前に雑誌や新聞などでも取り上げられてるのを見てひかりちゃんのコメントなどを見ると
ホントに大変だったみたいで、監督に泣かされたりしたことも多かったらしいです。
撮影自体は1年半くらい前で、私も初エキストラ参加してしまった作品です(笑)
上映時間237分という長編作品だったためもあって、上映劇場がなかなか決まらなくて
公開まで時間がかかってしまったそうです。
映画は前に映画祭もあったのですが途中までしか見れず、そのあとの試写会も行けなかったのでまるまるフルに
見れるのは今回が初めてになりました。
1月半ばに舞台挨拶付きのチケットを確保。
前日にお祝いのお花の発送も手配し当日を迎えました。

当日は最初が8:55の回から。
舞台挨拶は映画の上映後。
席は整理番号順の自由席なので開場時間にいないといけないので、早朝から準備して渋谷へ。
前日寝るのが遅くなってしまい3時間ほどしか寝れず、移動中の電車の中でも眠い眠い。
そんな眠気眼で4時間も映画見てたらもしかしたら途中で寝ちゃうんじゃないかとか心配しつつ劇場へ。
渋谷のユーロスペースは道玄坂を上がって文化村のところを曲がって少し行った先。
そこへ向かう途中、以前「僕の彼女とその彼氏」で舞台挨拶をした劇場シネラセットの前を通過しました。
そのときはホントに始発で現場に着いて劇場に外で開場待ちしてましたからそれに比べれば全然楽なものです。
現場に着くと劇場前に30人くらい集まってました。
他の映画も上映してましたけどおそらくほとんどは「愛のむきだし」の舞台挨拶のお客でしょう。
既に女性の方が圧倒的に多いです。
西島くんがいるんでそうなることは分かってましたけどね・・。
着いて暫くすると入場時間になり建物3階の劇場へ向かう。
入り口手前にパンフレットを売っていたので購入(700円)。
その間も開場時間までにどんどん人が集まってくるので通路が人でいっぱい。
またそこで開場するまで待っていると整理番号順に呼ぶので若い番号から奥の入り口の方へ着てほしいとのこと。
それなら最初に3階に上げる時点からざっくりでいいから番号順にすればいいのに・・すでに人でごちゃごちゃだよ。
とか思いつつ呼ばれるまで暫く待つ。
呼ばれて中に入るとやはりセンターの前の方から席が埋まっていたので、下手側の中段辺りの席を確保。
初回の舞台挨拶は映画を見てからなので映画を見るにはやや斜めだけど前過ぎて見難いというほどでもない席。
・・・
途中10分の休憩を挟みながら鑑賞終了。
・・・
感想としては確かにいろいろ衝撃!
R15指定にもなってる作品なので表記しにくいですが(^^;;
血だらけのとか痛そうなのとかややエロイのとか(笑)
いろいろあったわけですけどそういった見た目(?)のインパクトを抜いて見ると意外にわかりよいというか
ひかりちゃんも純愛映画ですと言われてましたけど、後半を中心にそういう感も高かったです。
なにぶん目から入るインパクトが大きく脳を打たれるのでややストーリーを見失いそうですが、
基本は割りと分かりよい内容な感じもします。
衝撃が多いので朝は3時間の睡眠でやや眠かったですけど、見てる間は眠くなるようなことはなかったです(^^;
 (自分としてはあまりいらないところなのですが、エキストラ参加したところは使われてました(笑)
  私としては内心使わないでくれたら・・という気もあったのですが・・(^^;;
  使われてしまっては仕方がない・・もし見た方で気づいた方がいらっしゃればメールででも
  連絡もらえればと思います(^^;; )
っとそれはさておき肝心の舞台挨拶。
上映終了して間もなく司会の女性が入場されて諸注意をされてから出演者の入場。
自分たちが入ってきた入り口と同じ入り口から入ってきたので私たちからはかなり遠い感じに、、、。
園監督、安藤さん、西島くん、ひかりちゃん、渡部さん、渡辺さんの順に並ぶ。
ひかりちゃんは白いTシャツに黒のベストに黒のスカートに黒の靴。
腕に蝶(?)と星のブレス、神はショートが少し伸びてキノコちゃんカット、カワユス(^_^)
各自の簡単な自己紹介あと、それぞれに質問でひかりちゃんへは役をやる前と後とでは
何か変わりましたか?という質問に対して
園監督にかなり変えられたと。
演じるんじゃないとか怒られて泣いたりもしてそして殻を破って全てをむきだしにして作品にぶつかったと。
アクションとか長台詞とか大変だったのでは?という質問に対して
全部大変でしたと、長台詞とかアクションとかは大変だと分かって撮影に挑んだからそれほどでもなかったけど
他のシーンも全部大変で結局大変じゃないシーンなんてなかったと。
アクションは西島くんと安藤さんと特訓したのだとか・・。
確かに見てると大変じゃないシーンなんてほとんどないんじゃないかなと思います。
その大変さはこのあとの2回目の舞台挨拶で更に分かることになります。
(他の方々もいろいろ話されていましたが割愛)
最後に挨拶をしておよそ10分ほどの舞台挨拶を終わり入ってきた入り口より退場。
(途中渡部さんファンと思われる方が花束を渡してました)

1回目が終わって一度場外に出されるとそこには2回目のお客さんが既にたくさんいます。
1回目の人と2回目の人が入り交ざって入り口前はぐちゃぐちゃです。
階段とか他で並ばせればいいのにとホント思います・・。
暫くすると2回目の番号を呼び始めました。
自分たちも呼ばれて中に入るとセンターブロック中段を確保。
今度は入ってくる入り口に近いとこだぜ(^_^)
2回目の舞台挨拶は上映前に行われます。
着席し暫くすると入り口のドアの外にひかりちゃんはじめ出演が来ているのが見えます。
1回目同様進行の方が諸注意をされて今回はマスコミの方向けの撮影時間もあるとのこと。
そしてすぐに1回目と同じ順番でひかりちゃんはじめ出演者と監督の登場!
やはり各自の簡単な自己紹介のあとの質問は同様にこの役をやる前と後とでは変わったか?
と言う質問でひかりちゃんが答え始めると急に言葉を詰まらせて言葉が出てこなくなる。
自分でも泣きそうなんですと涙を流しながら話し始めるも涙声で・・。
ホントにこの映画の撮影で変えられた、命を懸けて取り組んだ作品、
技術とかは無いけれど自分を叩いて叩いて破って演じた、
この作品のおかげで生きてるという実感を得られたと。
途中でスタッフがティッシュを持ってきてくれて涙をぬぐう。
これを見ていた安藤さんももらい泣きしてしまい涙を流す。
どれだけ大変だったかは彼女にしか分からないけれど見てる私も思わず目頭が熱くなる。
けどそのとなりで渡辺さんは凛として私は大人ですからもう何も変わりませんでしたけどねと(笑)
私たちからするとどれだけ大変だったかは想像するだけに留まってしまいますが、
映画を見ただけでもかなり凄いことになっているのですからその撮影現場でも相当大変だったんでしょう・・。
↑で軽く血だらけとか痛そうとかエロイのとかって書いてますけど
どのシーンもホントに体当たりという言葉では表せないくらいの凄さです。
ひかりちゃんも演じてると言う感じは無かったと言っていたように
撮影期間は撮影のあるなしに関係なく普段からヨーコになっていたんではないかと思います。
恐らく「プライド」のときもそうだったけれどひかりちゃんが映画などこういった撮影をするとき
一般的なその役になるとか役作りをするとかじゃなく、完全にその人になってしまってるんでしょう。
これは凄いと思います。
今はそこまでしないとできなかったからなのか、そうするスタイルなのかは分からないですけど、
台本をもらい役に入り込んでいくに従って結果としてその役の人になってしまってるんでしょうか。
しかもそれを公然と言うということは彼女なりの決心もあってそのように挑んだのでしょう。
職人を感じます。
すげぇよ、ひかり、お前いつの前にそんなに成長してたんだよ。
カッコよすぎでまた惚れてまうやろぉ!(笑)
そのあと安藤さんへの質問でひかりちゃんとのキスシーンについての質問がありましたが
コメントに戸惑っているとひかりちゃんからサクラのこと好きです愛してますからと。
おぅっ、一度でいいからそんなこと言って貰いたいぜぇ!
っとそんな号泣しながらの舞台挨拶が終わるとすぐに撮影時間に。
泣いた後の顔で撮られるのはどうなんだろうとも思ったけど、まぁそれも彼女だからいいだろうとか思いながら
撮影時間が終わると最後に挨拶して自分たちの近くを通って退場されていきました・・。
映画は朝見て腰に結構痛みがきてたのもありあとの回は本編を見るのはスルーさせてもらいました、スミマセン。
マスコミのカメラマンさんたちが出て行った後私たちも退場させてもらいました。
外に出ると安藤さんのお父さんとお母さんが立ち去っていかれるところでした。
恐らく舞台挨拶も見られていたのでしょう。
本編も見たかどうかは分かりませんが親御さん的にはあの映画はどのように見えるのかしら・・(^^;
ひかりちゃんの親御さんも・・娘がどんどん凶暴化してるのが・・(笑)
とか思いつつ近くで4時間ほど時間つぶし・・。

時間つぶし・・時間つぶし・・時間つぶし・・・・・・・・長い(笑)

終了間近くらいに3回目の舞台挨拶のため劇場の入り口前に戻るとやはり人でいっぱい、、。
終了して中から人が出てくると更にごちゃごちゃで使いにくいったらありゃしない、、、。
この3回目は整理番号がかなり前の方だったので入り口近くで待機。
すぐに番号が呼ばれたので最前列を確保。
3回目は舞台挨拶の壇上に立つのは監督とひかりちゃんと渡辺さんだけ。
他の出演者の挨拶やトーク時間がない分ひかりちゃんの話す時間が多いのでこの3回目がメインだったりします。
正直先の2回が西島くん効果もあって女性客でいっぱいでしたが、この3回目はもしかしたらそんなにお客さんが
来ないのではないかと心配しているところもありました・・。
「プライド」のときもミッチーの居るときは圧倒的な女性客でいっぱいでしたが
他は劇場によっては空席が目立つところもありましたからね・・。
なので今回はどうだろう?と思いましたが、開けてみるとそんな心配は無用でした。
(というか大変失礼しましたm(__)m)
確かに1回目2回目とは違い女性客はだいぶ減って大半が男性客と言う感じになりましたが、
先の2回同様立ち見が出るほどの盛況ぶり!(^_^)
凄いよ、ひかり。
確かに公開劇場が東京はココだけというのもあったかも知れないけれど、
4時間もの大作を立って見ようとしてくれるお客さんがいるなんて凄いことだよ。
なんだか自分のことのように嬉しかったです(*^▽^)
3回目も同じ進行の方が登場し、諸注意のあと監督と出演者の登場かと思いきや。
なんと監督は既に次の作品の準備に入っているためどうしてもそっちに向かわなくてはならなくなり
来れなくなってしまったとの事。
なので先にビデオメッセージでの監督からのコメントの紹介。
ひかりちゃんが欠席にならなくてよかったですよ・・。
監督のビデオメッセージのあとひかりちゃんと渡辺さんの登場。
先と同様にそれぞれ自己紹介のあと。
それぞれへの質問で監督について質問されたひかりちゃんは
人格を全て否定された、演じなくていいだととにかく厳しく言われ
何度も泣いたし、西島くんとも一緒に泣いたこともあったと。
ホントに全部をむきだしにして魂を込めた作品だと。
もうどんだけ厳しかったのかと・・。
そのあとの渡辺さんに撮影現場についての質問がありましたが、
撮影現場に車で近づくとひかりちゃんの叫び声が聞こえてくるからもう近くなんだな
って分かるってどんな現場なんだよって思いました(笑)
ともかくホントにきつくてきつくて大変な撮影だったことは十分に伝わってきましたよ。
この作品に女優魂を注ぎ込んだ作品だということも。
最後にひかりちゃんも渡辺さんも言われてましたがこれは純愛映画ですと。
目先の激しさに奪われるころが多いでしょうけど描きたかったのは純愛映画なんだと思います。
監督も最初はユウとヨーコの恋愛映画を作ろうとしてたらしいんですけど
それに加えて他の出演者も引き立たせていくとどんどん大きくなって
こういう長編映画になってしまったそうです。
なので改めて思い返すと見た目の激しいところもそれはそれで見所ですが、
純愛映画というのを頭の隅において見るとよいのかなと思いました。
そして舞台挨拶も終わり退場されると私たちも席をあとにさせて頂きました。

あとはいつも通り飲みに行ってパンフレットを見てるとそこには・・orz
そんなこんなでまたまたなが〜い一日が終わりました。
映画自体の衝撃も大きかったですけど内容以上に撮影時の大変さは
ひかりちゃんが流した涙に語られていたように思います・・。
ホントにご苦労様でした。
事務所が変わってこの先の予定が出てないのがちょっと心配だったのですが、
ひかりちゃんの女優魂を改めて感じることもできそんなことを心配しなくても
この子はやってける子だなと思いましたよ。
一つ殻のむけたひかりちゃんの演技がこれから更にどうなるものか見ていきたいと思います。




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